傷だらけのノートPCの天板を修復する

長年使いこんだノートPCは、不注意や扱いを雑にすると外装に傷が付きます。また、ネットのオークションで中古のPCを購入した時思っていた以上に傷が付いていることもあります。今回は、中古で購入したノートPCで傷だらけの状態が修復できるか行ってみます。

下写真が今回修復するノートPCです。天板を地面につけて擦り付けたかのような目立つ傷が見られます。幸いこのPCの天板は、クリアーコーティングされているのでコンパウンドを使って傷を研磨できそうです。ここで注意点としてThinkPadのようなマット塗装が施されているPCや、塗装が剥げてしまっているようなPCでは修復出来ませんので天板の状態や塗装をご確認ください。

コンパウンドを使って天板の傷を研磨する

使用するコンパウンドは、99工房のコンパウンドトライアルセットで細目・中細・極細と研磨力が異なるコンパウンドが3種類セットになったものです。研磨する前に天板などの研磨する場所を濡れたウエスなどで埃や汚れをふき取ってください。

まず「細目」のコンパウンドを使い傷や汚れを研磨します。柔らかい布を推薦していますが今回はキムワイプを使いコンパウンドを適量付けます。

均等に力をかけながら磨きます。

研磨が終わったら乾いたキレイなタオルで拭き上げます。細目のコンパウンドで大きな傷は取り除けましたが、細かい傷が全体に付きつやがなくなった感じです。

次に「中細」のコンパウンドを使い「細目」で出来た磨き跡を研磨します。「細目」と同様に適量をキムワイプに付け均等に力をかけながら磨きます。

研磨が終わったら乾いたキレイなタオルで拭き上げます。中細のコンパウンドで全体付いた細かい傷が取れてきましたがまだつやが足りないようです。

「極細」のコンパウンドを使い「中細」で出来た磨き跡を研磨します。適量をキムワイプに付け均等に力をかけながら磨きます。

研磨が終わったら乾いたキレイなタオルで拭き上げます。極細のコンパウンドで細かい傷が少なくなりつやが戻ってきました。

最後に綺麗なウエスを濡らして全体をふき取ります。白っぽい磨き跡が残る場合は、液体コンパウンドで仕上げるとさらに綺麗になります。

修復後の写真が下写真です。最初の写真と比べると目立つ傷がほとんどなくなって全体的につやが出ているのがわかります。写真では効果が分かるようにライトを直接当てて反射させているので細かい傷があるように見えますが、日常使うような光の当たり具合ではほとんど気にならない程の使用感の天板に戻ったように思えます。